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笑えない理由 2


笑えない理由

瑛士から「笑ってもいい」と言われ、
やっと笑いたいという気持ちが湧いたかな子。
クラスにも溶け込み始めた。
それでも瑛士は二人の間はまだぎこちないと、ちょっと不満に思っていた時
彼は偶然小学校の担任の側で、 自然に笑っている彼女を目撃してしまう。
自分にとる態度と、あまりに違うかな子にショックを受ける瑛士。


JUNK

工場から響いてくる鈍い音の中、
排水溝に落ちた少女を見つめている、もう一人の少女。
幼く、感情の起伏を表さない彼女でも
薄々それが死体だという事に気が付きはじめていた。
ジャンクと名付けられた少女は、成長した今、
その思い出をもう一度友人の尚彦と辿る。


キセル

転校してきた中島と、転校していく高山。
夏の日、通学途中で偶然出会った二人は
何かに揺り動かされるようにキセル乗車をして、
中島の元住んでいた街への電車に乗り込む。
胸を刺す罪悪感と、輝く夏の光。
それはそこにあったもの。



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