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青い珊瑚礁

「裸足めぐり」−ノドアメイカガより

ピュアホワイトの「ノドアメイカガ」で平良坂君がぽそっと言った
「青い珊瑚礁少年同士バージョンだ・・」。

青い珊瑚礁とは、80年のアメリカ映画で絶海の孤島が舞台となるストーリー。

両親が死んだため叔父に引き取られる少女と、その叔父、彼の息子が
船旅をしていましたが、船内で突然火事が起こってしまいます。
少年少女とコックだった船員一人だけが別のボートで非難したため
周りの皆とはぐれ、ある島に流れ着きます。
海も珊瑚礁が見えるくらい透き通り、
魚も豊富で綺麗な水が湧くこの島での生活は苦しくはなかったのですが、
ある晩、酒に酔った船員が海で泳いで溺死。
残った二人は力を合わせて長い間、しかしながら子供のままの知識で
この島で暮らし、成長していきます。
やがてお互いの事を意識していく二人…。
いくつかの喧嘩を経て、混乱しながらも、お互いの大切さに気づき、
二人は美しいこの島で恋をして、
少女は少年の子供を産み、ラストで彼らを探していた父親(叔父)に
発見される…という怒涛の展開映画です。
少女役はブルック・シールズが演じていることが有名。

平良坂少年が何を想像してるかは、あまり触れないことにしよう…。


まいっちんぐマチコ先生

「純粋培養閲覧図」−ノドアメイカガより

華絵先生がこっそり本棚に隠していた秘密。
教師への憧れのモトになった、漫画「まいっちんぐマチコ先生」…。
数十年前、アニメにもなっていた人気少年漫画です。
基本的パターンは、

悪戯男子生徒ケン太君が、マチコ先生の胸にタッチ、
もしくはスカートめくりでセクシーシーン→
マチコ先生「
いやーん、まいっちんぐ!」、の通りです。

まいっちんぐ、っていうのは「困ったわ、ウフフ。」のような意。
何をされようと、全然怒らないマチコ先生・・・☆
そのあまりにも教育的でないストーリー展開に
全国のPTAなどがテレビ放映に猛反対、猛抗議し、
なんと「まいっちんぐマチコ先生」は学研系の雑誌に連載されていたため、
学研の不買運動まで引き起こしてしまい、連載中止になった漫画でした。
でも今見ると全然エッチじゃないです。(…最早ギャグだもの。)
なので、最近、未収録作品集が発売されたり
CDドラマが発売されたりしているようです。


「Wの庭園」−ノドアメイカガより

演劇部員の志穂のたっての願いで、
文化祭演劇の題目が実は谷崎潤一郎の「卍」になったことが明らかにされておりました。
「卍」というのは、まめちしきとしてコマの下に注釈がありますが
女性同士の妖しくも美しい関係を描いた、谷崎潤一郎後期の小説でございます。

弁護士の妻として、金銭的にも余裕のあった柿内夫人が
民間のカルチャースクールみたいな美術教室で、
少し年下の綺麗な女性、徳光光子に出会います。
面識の無かった彼女達でしたが、
何処からか二人は怪しい関係であるという不思議な噂がたったりした後、
その通り二人は次第に仲良くなっていきます。
柿内園子はやがて彼女の美しさに嫉妬したり
憧れたり、いぢめたり、光子が友達以上の存在になっていく。
そこに、性的不能者の青年と、彼女の夫も絡んで
物語は様々な思惑、情念を含んで発展していくのです。
柿内夫人が、過去を振り返る形で語ったのを
口述した作りになっている独特の小説形態。
これが全編、上品な関西弁で、
そのため妙に色っぽく、艶かしい感じを醸し出しています。
(続きの知りたい方はこっそり読んでみよう。)

が、
中学生の志穂ちゃんは、いったい・・・
何処を劇にしてしまったんでしょう?

脱がすシーンかな…。

たぶん彼女は、柿内夫人を演じたかったのでしょうが・・?




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