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人物総覧:あ行



相宮(アイミ)
あいみや(あいみ) まだ夏はこれからだし
女子。アイミというあだ名は「あいみや」から来ている。
よく喋り、多少おっちよこちょいの中学二年。言動にあんまり裏がない。
始業式にふとした事から、暗い永末がとても綺麗だと分かったため、
彼女に興味を持ち、辛抱強く友達つきあいを始めることにした。
真面目になった佐藤を好いていて、彼の隣の席に座っている。
考え無しに喋っている節あり。
そのせいで好きな子の前で男にどらえもん笑いをさせたりするが、根はいい娘。


秋庭瑛士
あきばえいじ 笑えない理由1〜4
男子。好きだったかな子に対して、つい意地悪して言ってしまった言葉が
尾をひいているのに驚き、誤解を解こうと必死になる少年。
彼女の家庭教師をしていた兄が、かな子にとても好かれているのに嫉妬していたため
つい、意地悪な事を言ってしまったようだ。
悪ガキ顔。麗子に言わせると、スネちゃま。
母親の回想でも幼い頃から、悪ガキとして有名だった感じ。
その割には意外に、車酔いしやすい体質のようだ。
具合の悪い時に甘いものを取ると吐いてしまう事もあるらしい。
なんとなく野球部っぽいという読者の指摘で、なんとなく野球部になる。
小学生から中学三年生までに物語中で成長。
名前は当時「天才テレビくん」に出演していたウエンツ瑛士君から採られた。


亜子
あこ 夜 夜中
女子。可愛らしい性格で、ちょっと間の抜けた所もある小学生。
テレビなどから影響を受けやすく、やや空想が激しすぎるため 可愛らしい勘違いをすることも。
母親は彼女を置いて出ていったが、祖父祖母叔母と暮している。
隣に住む
しげおが好きで、 彼が母親のように自分を置いていかないか無意識に心配していた。


浅田
あさだ ペテン・エンジェル
女子。亮子達と同じクラスで二年七組。
かなり気の強いタイプで、男子とよく衝突している。
からかわれたりすることも多く、女子と男子の喧嘩の中心人物。
おでこ全開のヘアスタイル、「ちょー」が口癖。プリングルスを一人で一缶空けるつわもの。


安積清見
あづみきよみ 金魚午睡
女子。少年っぽい口の利き方をしているが、中学入学時の制服で女子と判明。
そういうことから洞窟のシーン時の年齢は小六と思われる。
生意気そうだが、繊細な感じもする少女である。
両親の離婚に納得できないで、万引きを繰り返していた。煙突のある家に住む
彼女より少し大人なため、両親の離婚を冷静に受け止めている姉がいる。
この名前は岐阜県の地名から。


天野先生
あまのせんせい スイッチ1〜2
男子。広田の同僚。英語教師ではないらしいが、彼と仲が良い。
予備校教師から、採用されたらしい。
何故か広田はその時の事をよく知ってるようだったので、広田も似たような境遇だったのかも。
彼との付き合いもどことなく長そうだ。
ちょっと単純で、広田にからかわれているような時がままある。
中学一年の時はの副担任だったそうだが、そのわりには彼女を警戒している。
高校には上がらず、最後まで中学の先生をしていた。


安藤陽一
あんどうよういち 純粋培養閲覧図
男性。夜一君華 の担任の理科教師。若い頃は気管支を患っていたらしい。
療養に訪れた所で、仁科千絵と恋に落ちる。彼女はその後妊娠して出産したのだが、
どうも彼には黙っていて、彼も最近まで知らなかったようだ。しかし詳細は謎。
そういうわけで夜一の実父だが、彼には明かしていない。中々侮れない人。
要所要所でしっかり夜一の事を見つめている。
どうやら、華絵は千絵の代わり、 弓削君は夜一の代わりだった模様。


1号くん
いちごうくん 人形
男子。水子の霊だったものが、人形に乗り移っている。生きていれば十五歳。
強気で攻撃的な口調、命令形で話をするが、結構ナイーブ。
実際の生活を体験したことがないせいかもしれない。命名者はまなみ



いぬ Wの庭園
性別不詳。棗家のペットのようだが、実は大家さんの飼い犬。小屋で飼われている。
人を見る賢い犬。にはとても懐いている。
目つきが時に剣呑だが、それは澄緒に対してのみであり、普段は可愛い犬である。
だが、彼等を影ながら応援&見守っているみたいである。
ちゃんとした名前で呼ばれているシーンは無し…。


井上仁美
いのうえひとみ 純粋培養閲覧図−カルスの花園−
女子。二年A組。恋人越智君の煮え切らない態度に苛々している。
短い髪が可愛らしい、明るいごくごく普通の少女。
越智君の身長から計算すると、背丈は158cmぐらいか。
消極的タイプでもないのだが、やっぱり越智君から何かしてもらいたかったようだ。
弓削佳純の振る舞いに最初は反発していたが、次第に心動かされてしまった。
彼からはミルトという蘭の名前で呼ばれる。


井原リョウヘイ
いはらりょうへい 欲望バス−カタルシス
男子。女運のないのを自覚し始めているのだが、それでも彼女のためにガソリンスタンドでバイトしている。
そこに彼女が体育教師と現れたらしいが、 おそらく後から出てくる人物と同一人物のようだ。
名前は定期に表示されているものから判明。なので漢字は不明。またその定期には17歳とある。
軽めのように見えるが、逆に軽くフラれるタイプらしい。


太田
おおた 犬と夏服
女子。実は、かなり意地悪っ子である。
冷静でかなり観察眼があるが、すぐに舞い上がって感情が露わになってしまう所もあり。
三橋を好きなのを推察しており、彼女をたきつけるために韮に構っていたような感じが…。
最後、微妙に韮の友人君と仲良しである。


大原真貴
おおはらまき ピュアホワイト
女子。小学生六年の百瀬朔より一つ年上らしいので、おそらく中学一年。
彼とは友達。付き合っているわけではないのだが、そこそこ異性としては意識しているみたいである。
朔が「ちょうどピアノのレッスン終わり」と言っている時に一緒に帰っているので、
そこでの知り合いである可能性が高い。
「また来週」とも朔は言っているので、週一のレッスンらしい。
苛々してもすぐに考えなおすなど、やや大人びている。意外と包容力有り。


大森貴子
おおもりたかこ アルカロイド
女子。のことが好きなため、 彼の傍にいる七実に敵愾心を燃やしている。
彼女を嫌な気持ちにさせるためには、嘘をつくことも辞さない。
同じ小学校だったらしいので、彼等との付き合いはかなり長いようだ。


大宮
おおみや 笑えない理由1
男子。小学校の頃、かな子のクラスメイトだった。
華原朋美好きと聞いた彼女が、彼のロッカーにポスターを貼る。
(どっから持ってきたんだ、かな子。)
塾の月謝を自分で紛失しといて、盗られたと大騒ぎする、実にはた迷惑な子。


お母さん
さつき
仁科千絵
小野美里

麻衣

色々な作品にお母さんは登場するが、大事な役としては、
どうも水商売っぽい「Wの庭園」の澄緒の母親、
「裸足めぐり」で小巻小町 の三年前の事故で無くなった母親(一部)、
息子の痴情のもつれ(・・?)の間に入る「クロルカルキ」のユウヤリョウジの母、
悪ガキの息子に本当に苦労しているらしい瑛士の母、
経営をしているという、全然似てない伏屋姉妹の母、
麗子よりも、景一 に甘い桂川家の母など。
ちょい役のお母さんとしては(以下作品略)、緑子の母、 キヨの母、まなみの母、
華絵の母(君華の母親ではない)、 の母、千手遥加の母、
一人だけ「ママ」と呼ばれているヒヨの母、
疲れているのか、ジャンクに当り散らす母、 結構美人ののぞみの母、離婚する シロキイロの母、
面談でよく喋った名倉絅の母、 にちょっと似てる母、 一コマ登場やや太り気味の小暮母、
自分の息子の事を「浩くん」と呼ぶ武田家母、優しそうな 満島姉妹の母。
あえてもう一人挙げるとしたら・・衣沙子か。


岡島黄色
おかじまきいろ 緑のこども
女子。両親の離婚手続きの間、のぞみの家に居候した双子の一人。
長い髪が綺麗。双子の片割れであるシロ(↓)とは何か通い合うものが間にある。
屈葬の研究ノートから岡島黄色という漢字表記をすることが分かる。
(表記はまんま「黄色」でいいらしい。)


岡島白
おかじましろ 緑のこども
男子。不思議な連帯を双子の兄弟であるキイロ(↑)と分かち合っている。
「泥沼」の宮本兄妹のようにどちらが兄か姉かは、分からない。
対等な立場で二人は話をしているように見える。
双子のネーミングは卵からきている模様。


小城鮎美
おぎあゆみ 笑えない理由1、2、4
女子。中学一年時、天真爛漫なかな子にイラついて、
彼女の持ち物をこっそり隠したりしていた。
小学校の時の出来事が尾をひいて、そういうことをしてしまったようだ。
最後にはかな子とは、いい友達になれたよう。
落ち着いているのか、ただ単に大人ぶっているのか分からない感じである。
一人称は「僕」。その前は「鮎美」…。陸上部に所属。


小椋美樹子(ホマ)
おぐらみきこ 呼吸
女子。中学校三年。小学生の時からいじめられており、周囲から浮き上がっている。
あだ名の「ホマ」は、オクラホマミキサーという手をつなぐフォークダンスをする時
彼女と誰も手をつなぎたがらなかったという出来事から来ている。
そのせいか、手を強迫観念のように度々念入りに洗う癖が彼女にはある。
父親が愛人と蒸発したせいもあり、人にぎこちない態度ばかり取ってしまう。
唯一心を許した、兄の友人であるフジムラとも突然別れようともした。
本人は覚えていないが、鉛筆をナイフで削る習慣も絵が上手いのも父親の影響である。


越智
おち 純粋培養閲覧図−カルスの花園
男子。純粋培養閲覧図のメンバー皆と同じ二年A組。身長は144cm。
体育祭の立看板にはさまって、井上仁美嬢の心をゲット。
リレーかなにかのアンカーをしているようなので、たぶん足は速い。
二年の年度末、福岡に転校。そのため、仁美嬢に手を出そうとしなかった。
…男の鏡だ。


落合思緒
おちあいしお 裸足めぐり
女子。鶴田小町の親友。 同じマンションの同じ階に住んでいるのでかなり近所。
何かの病気で六歳の時に手術をしている。検査入院の結果は良好。
優しい少女なので、小町以外にも友達は多く、好かれている。
今はバスケット部に所属。
しかし好きになる人好きになる人、皆小町が好きになるのは、かなりうっとおしいかもしれない。


おじいちゃん
鶴田家の祖父は、呼称は全部「おじいちゃん」で呼ばれている。
海まで散歩してと遊んでいるうちに日射病にかかってしまう程、元気のいい人。
エイプリルフールを実行するあたり、面白い人でもある。
また、娘に預けられた孫を、優しく妻と育てる亜子の祖父がいる。



名倉絅嬢には弟がいます。雪で休校になって彼女の後ろで喜ぶ役。
その他、弟の立場なのは瑛士桂川景一、など。


お父さん
小野賢治

「お父さん」として出てくるのはまず、「Wの庭園」の 澄緒の父。
海はいいぞ、なんて言う彼が、何故あの母親と結婚したかはちょっとした謎。
他には、薬局を経営しているのぞみの父、 ひげが印象的なシロキイロの父。
弟に比べて成績の良くない麗子に 対して説教する桂川家の父、
そしてと遅く帰ってきた 康明をぶん殴っちゃう、気合の入った満島家父など。
また、女性と蒸発したために、娘に会うことができず、 思い出に浸るしかないホマの父も居る。
父親としての登場ではないが、「純粋培養閲覧図」の安藤陽一も父親。


お兄さん
ユウヤ

呼称がない兄、として描かれているのは、「嘘の色」の 千葉靖子の兄。
彼らはよく似ている兄妹。仲も良い。
小学校の頃のかな子の家庭教師をしていた 瑛士の兄など。
……こっちは似ていない。
また、冷静で、妹の心理をよく分かっている小椋美樹子(ホマ)の兄など。


小野いづみ
おのいづみ 緑の黒髪
女子。高校生ぐらいに見えるのだが、本編では中学二年生。
二年五組所属。父親(↓)の再婚により、悟郎とは義理の姉弟になる。
美しい髪をしていたが、悟郎に再婚後まもなく切られてしまった後は、短くしていた。
おおらかに育てられたらしく、おおざっぱで行儀がよくない。
物もよく無くすらしいし、几帳面なタイプではない。
再婚して、義理の母親に躾られるまでは、
本当にトイレに行くのに衣服を全部脱いでいた。
武田君の台詞から判断すると、彼女の方が姉らしい。


小野賢治
おのけんじ 緑の黒髪
いづみ(↑)の父親。悟郎(↓)とは義理の父親関係になるが、とても仲が良いようだ。
パチンコ好きかどうかはしらないが、模様替えの最中抜け出して行くなど生真面目ではない。
学生時代は陸上部だったらしい。


小野悟郎
おのごろう 緑の黒髪
男子。母親(↓)の再婚により、いづみと一緒に暮らすようになる。
どうやら、彼らの方がいづみと父親の住む家へ越してきたよう。
親しみをこめて、ゴローと呼ばれている時が多い。
クラスメイトやいづみの友達の女の子にも人気である。
すごーくすごく、忍耐強い少年。


小野美里
おのみさと 緑の黒髪
悟郎(↑)の母親。時々異様にきっつい。
仕事をしているらしく、帰りが遅くなることもあるらしい。
綺麗好きのうえ、几帳面のようで、おおざっぱないづみとは性格的に合わないらしい。
タバコ吸い。


おばあさん
「純粋培養閲覧図」で登場する祖母は、夜一とは全然血縁関係がない。
そういう意味では、君華ともない。 血がつながっているのは華絵だけ。
もう一人出てくるおばあさんは、「ピュアホワイト」の 平良坂祥史の病気で亡くなったスペイン人の祖母。
また、実際には「お母さん」と呼ばれているが、母代わりをしている亜子の祖母など。


お姉さん
悟の姉
トワコ

ちょい役で出てくるのが、「金魚午睡」キヨの妙に悟ったお姉さん。金魚をもらってくる。
「欲望バス−地下鉄道」の、真巳子のお姉さんは臨月の妊婦。
あとは「傷あと」のタケシのお姉さん。



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